redis-serverのインストール - Redisサーバー 揮発性データの高速保存とPub/Sub
Redisサーバーをインストールするにはredis-serverパッケージをaptコマンドでインストールします。
sudo apt install -y redis-server
Redisサーバーがインストールされたことの確認
Redisサーバーがインストールされたことをsystemctlのstatusコマンドで確認してみましょう。
sudo systemctl status redis-server
Redisクライアント - redis-cli
RedisサーバーをインストールするとRedisコマンドを実行できるredis-cliというコマンドラインアプリケーションもインストールされます。
Redisサーバーの用途
Redisサーバーには主に二つの用途があります。
揮発性データの高速保存
Redisサーバーは、揮発性データを高速に保存できます。
揮発性データというのは、一時的で消去が予定されているデータです。
セッション情報は、一定期間で消しますし、もし消えたとしても、ユーザーにログイン画面からやりなおしてもらうだけです。セッション情報は、揮発性のデータといえます。
またセッションは、HTTPリクエストのたびに取得しないといけないので、MariaDBのようなリレーショナルデータベースよりもRedisが、パフォーマンスがよいです。
Pub/Subによるpush通知
Redisは、Pub/Subと呼ばれるpush通知の仕組みを持っているので、リアルタイムチャット、リアルタイム更新、という分野の実装を比較的簡単に行うことができます。
Redisは、Web APIを持っているので、Webフレームワークがノンブロッキング対応している場合は、ノンブロッキングのHTTPリクエストでRedisにアクセスできます。
Mojolicious、WebSocket、Redisを使ったリアルタイムチャットのサンプルについては、以下を参考にしてください。