hostsファイル「/etc/hosts」 - ホスト名とIPアドレスの対応
hostsファイルは、IPアドレスとホスト名の対応を記述するためのファイルです。
cat /etc/hosts
デフォルトでは、localhostとループバックアドレスの対応が書かれています。IPv4とIPv6。
127.0.0.1 localhost.localdomain localhost ::1 localhost6.localdomain6 localhost6
ホスト名を扱うアプリケーションにおける自動的なIPアドレス解決
hostsファイルの役割は、ホスト名を扱うアプリケーションで、IPアドレスを自動的に解決できることです。
viを使って、hostsファイルを編集します。
sudo vi /etc/hosts
たとえば、データベースへ接続するアプリケーションにおいて、データベースへの接続先ホストを記述したとしてください。
この場合、開発環境と本番環境では、データベースが異なり、そのIPアドレスも異なります。このような場合に、アプリケーションにおいて、ホスト名を記述しておき、hostsファイルでIPアドレスを解決してもらうことができます。
13.66.226.204 database
mysqlコマンドで、ホスト名を使ったサンプルです。開発環境と本番環境で、それぞれIPアドレスとの対応を定義すれば、同じ記述で、接続できます。
# IPアドレスで指定 mysql -h 13.66.226.204 -ukimoto -p # ホスト名で指定 mysql -h database -ukimoto -p